整備・修理

BMW1シリーズE87 エンジン不調の為、インジェクター交換

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BMW1シリーズE87 エンジン不調の為、インジェクター交換

既存のお客様よりエンジンの調子(エンジン始動)が悪いと
持込み点検が入りましたので紹介します。

エンジン始動のトラブルは直噴インジェクターの故障が多いです。

直噴インジェクターとは?

コンピューターにより制御されている電子式燃料噴射装置のことです。
昔の車にあったキャブレターの代わりになるエンジンの燃料配給装置です。

インジェクターはエンジンに入る空気の量をセンターが計測し、
コンピューターが必要な燃料を自動で計算して燃料を噴射する装置です。

キャブレターでは気温・気圧・湿度によって性能が左右される事が多かったのですが
インジェクターの登場により、燃料を安定して始動させることが可能になりました。

インジェクター劣化による不具合

アイドリングの不安定
エンジン始動の不調
エンジン警告灯点灯
※外車の場合は点灯してから消えません。

今回はBMWの整備なりますので専用の診断機を使用します。

BMW専用診断機 ISIS診断機です。

テスターで診断を行いインジェクターの異常を確認した後に交換作業に入ります。
今回、不具合をおこしていたインジェクターになります。

先端が黒くなってますね。

これが不具合をおこしてる原因になります。

※エンジン・燃料系の不具合だからといってインジェクターとは限りません。

まずは診断機を使って必ず点検をしてください。

専用テスターで診断を行い問題を確認後に作業を開始します。

今回、交換する新品のインジェクターです。

交換後の写真になります。

先端が先ほどの写真のように黒くなく綺麗な状態です。

こちらは交換後の調整値を登録している画面になります。

交換作業が完了しましたがBMWでは交換後にテスターでリセットを行います。

※この作業が必要になります。

インジェクター交換の場合、エンジンの上の部分を開けて整備を行います。

ついでにインジェクター以外も点検することもできます。

今回は問題ありませんでしたがその他オイル漏れも等も一緒にセットで整備することもあります。

1つの不具合で他の部品への負担が大きくなり劣化速度が速まることもたくさんあります。

日々の点検・整備をすることが費用を抑え・安心安全に走ることの一番の近道で思います。